◇愛玩動物飼養管理士1級

(認定番号 131110438号)

◇ペット介護士

(認定番号 PA-1600627)

◇ペット救急救命士

(Pet Nanny Pet Saver)

 

◇2016年2月~2017年1月

兵庫県伊丹市の「ペットシッターホロホローナ」に勤務、2017年に香川県高松市へ転居

◇2019年12月「ペットシッターあにはな」を開業

氏名

大浦 実里
事業所の名称

ペットシッター   あにはな

事業所の所在地

香川県高松市国分寺町国分1-5

第一種動物取扱業の種別

保管
登録番号 第 52142 号
登録年月日 令和元年12月26日
有効期限の末日 令和6年12月25日
動物取扱責任者 大浦 実里


幼い頃から犬・セキセイインコ・文鳥がいる家で育ちました。

娘が小学生の頃、地域情報誌に近所の動物病院で保護されている子猫のことが掲載されていて、猫を飼いたがっていた娘を連れて保護猫を見に行きました。

カレンダーでよく見る子猫を想像していたら、博士みたいな白眉&白ひげを生やした白黒のちび猫でした。

「おもしろい顔!連れて帰ろう」

これが愛猫トムとの出会いでした。

ひとりっ子だった娘は学校から家に帰ると、まるで弟のように面倒を見てかわいがりました。

 

やがて娘が社会人、愛猫が13才になった年の暮れ、わたしたちは実家に里帰りするため高速道路を走る車の中にいました。

サービスエリアでトイレに行こうと後部座席のドアを開けると、ぼくも行く!という顔で愛猫が近寄ってきたので「ダメよ、待っててね」

そう声をかけドアを閉めるわたしを、ウィンド越しに見つめる不安げな表情...ちょっと待つだけなのに。

でもこれが愛猫との最期のアイコンタクトになったのです。

 

トイレをすませ車に戻ると愛猫の姿は先ほどの座席にはなく、足元に置いていたキャリーバッグに頭から入っていました。

はみ出ていた足先に「おまたせ」と声をかけましたが反応がないので、背中をかがめて中を覗くと愛猫は深い眠りに落ちたかのように横たわっていました。

慌てて抱きかかえた体はだらりと垂れ下がり、目を開けたまま息をしていませんでした。

いったい何が起きたのか、どうしたらさっきまでの愛猫に戻るのか。

 

人間なら119番に電話して救急車を呼ぶところですが、すでに魂がぬけ出てしまったことを力ない体が示していました。

わけのわからない憤りと焦りと悲しみが渦巻く中で、愛猫を抱えて必死に人工呼吸を試みましたが戻ってはきませんでした。

 

近くのインターで下りて診てくれる動物病院を探せばよかった、どうしてトイレに行ったんだろう、追ってきた時もっとやさしい言葉をかけてあげたらよかった、車で帰省なんてしなければよかった、あとからあとから悔やまれてなりませんでした。

 

家じゅう好きな場所でくつろげる環境にいた愛猫をペットホテルや動物病院のケージに預ける気になれず、事前に受けた健康診断に問題なかったこともあり一緒に帰省するという選択に至ったわけですが、高齢の猫にとって家の外に連れ出されるということがどれほど大きなストレスなのかを身をもって知りました。

 

愛猫が旅立って3ヶ月ほどたった頃<ペットシッターになりました>という新聞記事が目に留まり「愛玩動物飼養管理士」という資格があることを知りました。

もっと知識があれば愛猫を救えたかもしれないと思っていた私は、翌年の資格試験に向けてテキストを取り寄せていました。

 

ペットシッターはワンちゃんネコちゃんが安心してお留守番できるように、飼い主さまに代わってお世話を代行するサービスです。

このサービスを知っていたら愛猫を家で留守番させられた...その後悔が「ペットシッターあにはな」を始めた根底にあります。

特に高齢のわんちゃんネコちゃんには、飼い主さまの予定に左右されず普段通りの生活をさせてあげることが重要です。

愛犬・愛猫のために、ペットシッターサービスをご利用いただけたらと思います。